◆虫歯の進行段階と治療方法について◆

こんにちは!トヨムラ歯科医院です。

6月も後半に入り、いよいよ本格的な暑さになってきましたね。

冷たいものを欲することが多くなるこの時期ですが、

冷たいものを口にしたときに歯がキーンとしみるという方は、虫歯になっている可能性がありますよ!

一度当院で検診をしてみてはいかがでしょうか?ぜひ予約をお待ちしております!

 

さて、今回はその“虫歯”についてのお話です。

虫歯とは、ひとことで言うと酸によって歯が溶かされる病気のことです。

 

虫歯という言葉だけを聞くと、

『歯が黒くなったり痛みが出たら歯医者に行けば良い』

というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。

 

しかし、痛みを感じていなくても虫歯の進行が始まっている可能性があるのです。

痛くないから大丈夫だと安心していると、危険ですよ!

 

◆歯と詰め物について◆

歯はいくつもの層が重なってできています。

歯の表面がエナメル質、その内側が象牙質、その内側が歯髄といって神経や血管などがあります。

虫歯がどこまで侵入しているかによって、治療方法が決まります。

 

また、治療に使用する詰め物にもいくつか種類があります。

大きさによって名称が変わり、

小さな詰め物をインレー、大きな詰め物をアンレーと言います。

歯全体を覆う被せ物をクラウンと言います。

保険内では、銀色の金属で作られた詰め物や、コンポジットレジン(CR)というプラスチックのものがあり、

保険外ですと、より自然な歯に見えるセラミックだけで作られた白い詰めものもあります。

 

それでは、虫歯の5つの進行段階とその段階によって異なる治療方法を簡単にご紹介します。

 

◆虫歯の進行段階と治療方法◆

  • C0(初期虫歯)

“虫歯になりかけ”の状態です。まだ症状が無く穴も開いていない状態なので、

フッ素をぬって歯にミネラルを与え、削らずに「自然治癒」を図るのがベストです。

 

  • C1(エナメル質の虫歯)

歯の表面のエナメル質が少し溶けた状態で、痛みはまだ感じません。

虫歯になった部分を削り、インレーという詰め物を詰めます。

コンポジットレジン(CR)というプラスチックを詰める治療方法があります。

 

  • C2(象牙質の虫歯)

虫歯がエナメル質の下の象牙質にまで進行した状態です。

甘いものや冷たいものがしみたり、痛みを感じます。

虫歯になった部分を削り、インレーを詰めます。

虫歯が大きい場合、クラウンという被せ物をして治療します。

  • C3(神経まで達した虫歯)

虫歯が歯髄(神経)にまで進行した状態です。何もしなくても激しい痛みを感じます。

この段階になると歯の神経を取り除いて、クラウンを被せる治療をします。

治療期間は1か月以上かかる場合がほとんどです。

 

  • C4(歯根まで達した虫歯)

歯のほとんどが無くなってしまった状態です。

この段階までくると、ほとんどの場合は歯を残すことはできません。

抜歯してブリッジや入れ歯、インプラントでの治療になります。

 

このように、虫歯はなるべく早く治療を開始した方が治療期間も短く、費用も安く済みます。

虫歯の発見は、痛みを感じてからでは遅いかもしれません。

心当たりがない方も念のため検診を受けることをおすすめ致します!