歯科ドック

歯科ドック

お口の中の健康状態を様々な精密検査により短期間でより詳しく知ることができます。 虫歯や歯周病の状態を検査するだけでなく、早期発見することにより、早期の治療をすることができます。 大きく三つのリスクを特定することが出来ます。
  • 口臭リスク
  • 歯周病リスク
  • むし歯リスク

歯科ドックはこのような方におすすめです。

  • むし歯や歯周病の様態を精密検査したい
  • 現在のお口の健康状態を知りたい
  • 口臭が気になる、原因を知りたい

検査項目について

細菌顕微鏡検査

専用顕微鏡でお口の中の細菌の種類や量を特定します。 目では確認できない細菌を知ることで、あなたに合った治療方法をご提案することができます。

細菌顕微鏡検査とは?

口腔内には約500~700種類の細菌が生息していることはご存知ですか? こうした口腔内細菌が歯周病や虫歯といった歯を失う原因となっています。 細菌顕微鏡で口腔内細菌の種類や量を測定することでご自身の口腔内リスクを詳細に把握することが出来ます。口腔内に存在する細菌により除菌方法も変わってきますので患者様にあった効果的な治療法をご提案し、より的確な処置ができます。

こんな方におすすめです。

  • 歯周病治療をしているが、なかなか改善が見られない
  • きちんと歯を磨いているのに虫歯になりやすい
  • 自分の口腔内に関する病気のリスクを知りたい

検査の流れ

  1. 口腔内の汚れ(プラーク)を採取します
  2. 採取した汚れをプレパラートに置く
  3. 細菌顕微鏡(P-Scope)で観察 モニターで細菌の動きをリアルタイムで観察できます。

口臭測定検査

詳細はこちら

唾液リスク検査

あなたのお口のリスクをたった5分で特定します! わずかに採取した唾液で「歯の健康」「歯ぐきの健康」「お口の清潔度」を把握できます。

こんな方におすすめです。

  • 口腔内の現状を詳細に知りたい
  • むし歯や歯周病のリスクを具体的な数値で知りたい
  • 自身に合った効率的な予防方法を知りたい

唾液リスク検査の特徴

トヨムラ歯科医院のリスク検査は【他項目同時測定】が可能です。 一度の検査で「歯の健康」「歯ぐきの健康」「口腔清潔度」の3項目が詳細に分かります。
歯の健康
◆むし歯菌…むし歯菌が多いと歯の表面に歯垢が付着しやすくなります。 ◆酸性度・緩衝能…唾液の酸性度と緩衝能は歯質の溶解のしやすさと関連することが知られています。
歯ぐきの健康
◆白血球・たんぱく質…歯ぐきに炎症があると歯ぐきから出血したり、唾液中の白血球やタンパク質が多くなることが知られています
口腔清潔度
◆アンモニア…口腔内の細菌総数は唾液中のアンモニア・濃度に関連することが知られており、それが口臭の原因とも言われています。

唾液リスク検査方法

STEP1
洗口用液で口を10秒間すすいで、コップに吐水します。
STEP2
すすいだ液を試験紙にスポイトで滴下する。
STEP3
専用機械で分析します。
検査結果はレーダーチャートで見やすく表示され、過去の検査結果とも比較することができます。

唾液リスク検査に関する注意事項

測定3時間前からの食事は控えてください 検査当日の喫煙は控えてください ※これらが守られない場合、正確なデータが出ない場合

CT検査、レントゲン検査

CT検査を行うと、従来のレントゲンでは「みえなかった」ものが「みえる」ようになります。

CT撮影することでわかること

  • インプラントを入れる位置
  • あごの骨の量
  • 歯の根の形状
  • 歯石の確認
  • 親知らずの位置
  • 顎関節の状態

よくある質問

  • 被ばくって大丈夫? 
    当院が導入している歯科用CTの被ばく線量は、医科用CTによる頭部撮影と比較して約1/10~1/23程度です。またデジタルレントゲン装置は、従来の装置に比べ被ばく線量が約1/10に抑えられておりますので安心です。
  • 費用っていくらくらいなの? 
    健康保険治療範囲内では精密なCT撮影を受けることはできません。当院では5,000円(税抜)にてCT撮影を承っております。
  • 撮影には時間がかかる? 
    撮影方法は今までのレントゲン撮影とほとんど変わりはありません。デジタル化しているため、撮影をした当日にデータを見ることが可能です。

歯科用CTを設備している歯科医院のメリット

従来、大規模病院などにしか、設備としてなかった歯科用CTですが、一般の開業医レベルでも導入したことで、より正確な診断に役立つことはもちろん、経過観察などにおいてもわざわざ大規模な病院へ撮影に行くことなく、かかりつけの歯科医院で全て診査・診断・治療してもらえるということが最大のメリットと言えます。

歯周精密検査

成人の8割がかかっていると言われる歯周病。 その治療と予防のために精密な検査をおこないます。

歯周精密検査項目

  • 歯周ポケットの深さ(各歯の周囲6ヶ所のポケットの深さを測定)
  • ポケット測定時の歯肉出血の有無
  • 歯の動揺度(揺れ具合を測定)
  • プラーク(歯垢)の付着度

歯周精密検査のメリット

成人の約8割が歯周病にかかっていると言われる現代で、もはや歯周病治療は欠かせない治療となっております。 しかし、歯周病の治療においては、歯周病の症状だけでなく、歯肉(歯ぐき)の状態や性質、歯周病を悪化させる原因を特定する必要があります。 お口の状況を精密に知ることで、お一人おひとりに合った治療・予防方法をご紹介することができます。

歯周精密検査に関する注意事項

  • 三日前までの抗生剤の服用は控えてください
  • 測定当日のブラッシング、うがいはしないでください
  • 検査当日の喫煙は控えてください
※これらが守られない場合、正確な検査結果が出ない場合があります。

口腔内写真

高性能カメラで自分で見ることができないお口の中を鮮明に記録します。 規格に沿った写真を用いてわかりやすく状況の説明をおこないます。 当院では、患者様の現在の歯や歯肉の状態を記録してより良い状態に治療を進め、長期的に良い状態を維持していくため、初診時と必要に応じてお口の写真をお撮りしています。

口腔内写真撮影でわかること

歯の状態
歯の色、歯の形、詰め物や被せ物が割れていないか、虫歯になっていなかなど
歯茎の状態
歯茎の色、歯茎の形、腫れているところはないかなど
舌の状態
舌の色、表面の性状などに異常はないか
口腔粘膜
唇の粘膜やお口の中の頬側に異常はないか

高性能な口腔内カメラを使用しております

口腔内の写真撮影に特化した高性能カメラです。より鮮明に現状を把握することができ、診査・診断においても貴重なデータを収集することができます。

むし歯(う蝕)細菌検査(※本検査はオプションになります)

むし歯の原因には、生活習慣が影響することもありますが体質によって虫歯に「なりやすい」「なりにくい」ということもあります。 ご自身の体質を知っておくことで、う蝕(むし歯)リスク(危険度)を見極め、一人一人に合わせた予防・治療プログラムをご提案することが可能です。

「う蝕細菌検査」測定する項目について

以下の項目を分かりやすくリスクを数値化します。
ミュータンス菌
このミュータンス菌は、生まれたての赤ちゃんの口の中には存在しません。親(周囲の大人)が口移しでものを食べさせたり、同じスプーンを使用した際などに、だ液を通じて感染し、そのまま棲みついてしまうものなのです。親のミュータンス菌の数が多いと子供のミュータンス菌の数も多く、むし歯になるリスクが2倍以上高いというデータもあります。
ソブリヌス菌
ミュータンス菌同様、う蝕の発症に関与するといわれている菌です。近年の研究では、ミュータンス菌よりも ソブリヌス菌の方がよりう蝕の原因となりやすいという報告もあります。
乳酸桿菌
乳酸桿菌は、ミュータンスレンサ球菌と同様強い酸を産生し、さらにより高い耐酸性能を持っています。しかしこの菌そのものに付着能がなく、深いう窩(虫歯によってできた凹型の穴)などに存在するため、う蝕の進行に関与しているといわれています。
上記の項目に加え、「食生活」やこれまでの「虫歯の有無」などを総合的に測定し、レーダーチャートで見やすく表示されます。 定期的に検査することで過去の検査結果とも比較することができ、改善点が見つかります。

歯周病細菌検査

歯周病細菌検査とは、どの様な歯周細菌に感染しているかを調べる検査です。 歯周病は口の中の「歯周病菌」が原因で起こります。歯周病菌の種類はたくさんありますが、それらの中には口の中の環境を保つのに必要な菌もたくさん含まれています。ですから、むやみやたらに抗生物質やうがい薬で消毒をするのではなく、悪影響を及ぼす菌だけを特定し、適切な治療をしていくことが重要になります。

「歯周病」を引き起こす4つの要因

歯周病が引き起こされる原因として、細菌因子、生体因子、環境因子、遺伝因子の4つが関わっていると考えられています。
細菌因子
歯周病の直接の原因は、歯についたプラーク(歯垢)です。プラーク1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。 虫歯や歯周病の原因となる細菌のかたまりであるプラークが増えていくと炎症がひどくなり、歯周ポケットも深く大きくなっていきます。それに伴って、どんどん歯周病の進行が促進されてしまいます。
環境因子
生活習慣も歯周病の進行と深い関係にあります。たとえば、たばこを吸う人は白血球の働きが不調和になってしまうので細菌に抗しきれず、吸わない人より歯周病にかかる率、悪化する率が格段に高くなります。また、不規則、不摂生な生活、過度のストレス、偏った食生活、歯磨きを怠る、歯軋りのくせなども、歯周病の発症や悪化の要因になります。
生体因子
歯周病は、その人の全身の状態とおおいに関係しています。若い間は免疫機能がきちんと働いていますが、年を重ねるにしたがって少しづつ機能は低下していき、歯周病に対抗する力も弱まっていきます。つまり、老化も歯周病を進行させる要因であるということ。また、妊娠、糖尿病、骨粗しょう症なども要因としてあげられます。
遺伝因子
リスクファクターといって生まれつき歯周病にかかりやすい遺伝子を受け継ぐ場合もあります。

レッドコンプレックスとは?

歯周病菌の中にも、重度の歯周病に影響があると言われている3菌種(レッドコンプレックス)が存在します。これらは重度で治り難いと診断された歯周病患者様から多く検出されます。
P.gingivalis (ポルフィロモナス・ジンジバリス)
慢性歯周炎の原因菌で、慢性歯周炎患者さんの歯周ポケットから、高頻度で検出されます。 付着する能力が非常に強いため、バイオフィルムの形成に役立ってしまい、骨を溶かす作用があるだけではなく、口腔内で悪臭を放ちます。
T.denticola (トレポネーマ・デンティコーラ)
歯周病の病巣局所で増加が見られ、 歯周組織の中や血管の中にまで侵入して増殖していきます。
T.forsythensis (ターネレラ・フォーサイシス)
性腎性歯周炎の病巣局所見られる歯周病原生菌です。 内毒素によって歯周組織に悪影響をもたらします。
検査結果はレーダーチャートで見やすく表示され、過去の検査結果とも比較することができます。