虫歯治療
なぜ虫歯になるのか?
虫歯の原因は、ミュータンス菌が食事摂取の際にある種の糖を取り込み、出てきた酸が歯を溶かしてしまうためです。
その現象を起こしてしまう原因として考えられるのは、「歯磨きをサボってしまう」「間食の回数が多くミュータンス菌が糖を取り込み酸を出すタイミングが多い」「唾液の中に菌が多い」などが考えられます。
虫歯にならないように予防することが重要ですが、なってしまったら虫歯は治らないので早期予防、発見、および治療することが大切です。
虫歯の進行段階
虫歯治療は段階によって、歯の状態と治療をする内容や費用が変化します。 下記では各段階の症状や状態、治療方法と費用を記載いたします。C0
- 症状
- 痛みはなく、稀にしみる事がある。
- 状態
- 見た目にはわかりにくく、歯の表面が酸により一層溶けている状態です。
- 治療法
- フッ素塗布、ブラッシング、クリーニング
- 回数
- 1回
- 費用
- 1,000円程度(保険適用)
C1
- 症状
- 痛みを感じない。稀にしみる事がある。
- 状態
- 歯の表面が茶色くなっている。自分では気づかず、歯医者で検診を行って気づく方が多い虫歯です。
- 治療法
- 表面を削り、コンポジットレジンで詰める。
- 回数
- 1回
- 費用
- 1,000円程度(保険適用)
C2
- 症状
- 冷たいものや熱いものがしみる、噛んだ際に痛みを感じる、口臭が出る。
- 状態
- 表面が黒くなっている。
- 治療法
- 虫歯の部分を削り、コンポジットレジン(プラスチック)やインレー(金属)、セラミックスで修復を行う。 また神経まで近接している際は、神経を保護する処置を行うことがあります。
- 治療期間
- コンポジットレジンの場合は1回。 インレー修復の場合は2~3回。
- 費用
- 虫歯治療費1,000~2,000円程度(保険適用) 別途補綴物の費用が発生します。保険適用(コンポジットレジン・銀歯のインレー) 自費診療(ダイレクトボンディング(リンク)・セラミックインレー(リンク)) ※ダイレクトボンディング…保険のCRよりも強度・審美性が高い、セラミックとプラスチックを混ぜた素材で即日の修復を行います。
C3
- 症状
- 冷たいものや熱いものを摂取すると激痛がする、持続的に歯に激痛が走る、強い口臭が出る。
- 状態
- 大きな穴が空いている状態、歯が大きく欠けている 重度のむし歯
- 治療法
- 歯の中の炎症を起こしている神経を取り除く根管治療を行う。
- 治療期間
- 場合によって回数が変動します。
- 費用
- 根管治療費用は1回2,000~3,000円程度。保険適用の場合は、根管治療後に金属(メタルコア)で土台を立て、前歯は硬質レジン前装冠(金属の上にプラスチックを貼ったもの)・奥歯の場合は銀歯のクラウンで修復。 自費診療の場合は、ファイバーコア(強化プラスチック+線維性の芯棒の土台)で土台を立て、セラミック(オールセラミック、メタルボンド)のクラウン(被せ物)で修復。
C4
- 症状
- C3と同様、冷たいものや熱いものを摂取すると激痛がする、定期的に歯に激痛が走る、強い口臭が出る。もしくは痛みを感じない(既に歯が死んでしまっているため)
- 状態
- 歯がほとんど残っていない。歯根だけの状態。
- 治療法
- 根管治療、残せない場合は抜歯
- 治療期間
- 場合によって変化します。
- 費用
- C3と同様、根管治療費用は1回2,000~3,000円程度。抜歯をせざるを得ない場合は、インプラント治療もしくは入れ歯治療。奥歯ではない場合はブリッジなど。
当院の虫歯治療の特徴
最大限痛くない配慮を行います
歯医者に行きたくないと思う理由で最も多いのが、治療時の痛みが原因ではないでしょうか? 当院では患者様が虫歯の治療時に痛みを感じないような配慮を最大限行っております。
まずは麻酔時での配慮です。麻酔注射時に痛みを感じないよう、歯茎に表面麻酔を塗って歯茎の神経を鈍らせます。極細の針でゆっくりと麻酔液の注入を行います。
その際、ペインレスリトラクターという器具を用いて麻酔注入時の振動のお痛みを無くし、アネジェクト2という治療器具を用いて麻酔を注入する速度を自動で制御します。そうすることで、麻酔注射時の痛みを最大限軽減させることが出来ます。また麻酔も電動麻酔を使用する為、薬液が入る時のお痛みも最小限に抑える事ができます。
次に、考えられるのは治療時の痛みです。治療時も痛みを感じないよう、充分に麻酔が効いていることを確認してから治療を行います。そうすることで、患者様は痛みを最大限感じることなく治療が完了します。